【キャリア甲子園】キヤノンマーケティングジャパンインタビュー

【キャリア甲子園】キヤノンマーケティングジャパンインタビュー

キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノングループにおける日本国内を中心にしたマーケティング活動やソリューション提案を行っています。今回は若年層にも人気を集めているミニフォトプリンター『iNSPiC』をテーマに出題してくれました。

■お話をしてくれた方
末弘 集さん
ブランドコミュニケーション本部 宣伝戦略部

2014年入社。横浜市立大学国際総合科学部国際経営コース卒業。キヤノン(株)に入社して以来、広告宣伝(協賛やイベント)の担当として活動。キヤノンマーケティングジャパンに出向後はカメラなどの製品の宣伝業務に取り組んでいる。大学時代には仲間とちょっとしたWebビジネスを立ち上げる。うまくいったわけではなかったが、そこでの経験もあって今の広告宣伝担当を希望したという。

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高校生ならではの視点でマーケティングに挑んでほしい。


――今回のテーマを選んだ理由を教えてください。

末弘さん:キヤノンマーケティングジャパンは昨年、キャリア甲子園に初参加しました。10年後の写真プリントの在り方について考えてもらうテーマを設定しましたが、高校生たちの持つパワーや発想力が刺激的で、私どもとしても非常に有意義な経験をすることができました。

2年連続して参加するにあたって、あらためてテーマを考えたとき、参加者である高校生のみなさん自身が“自分ゴト化”できる内容にすることを第一に考えました。社会課題などの大きな問題の解決といったテーマも検討したのですが、学生たちがリアルに考えられるテーマ、身近で面白いと感じられるテーマがふさわしいのではないかという結論に至りました。

そこで、今回はまさに高校生たちをターゲットにしたミニフォトプリンター『iNSPiC』をテーマにしました。すでに3機種がリリースされているのですが、ハイエンド機である「iNSPiC ZV-123」を主に取り上げたいと思います。具体的な製品を起点にしたテーマではありますが、だからこそ難しい部分がるのではないかと考えています。

キヤノンマーケティングジャパン01

――写真という意味では、昨年同様のテーマの切り口ですね。

末弘さん:近年、写真を取り巻く環境はますます多様化しています。スマートフォンやSNSの普及を受けて、高校生のみなさんも写真に関して日常的に触れているのではないでしょうか。そんな高校生が写真をその場で印刷できる『iNSPiC』に触れたとき、どのように活用するのか、純粋に興味をもっています。ぜひ今回のテーマに対して斬新なアイディアを提案してほしいですね。

また、テーマには「広める方法」という言葉も盛り込みました。新しい商品やサービスを考案したところで、世の中の人に知ってもらわなければ、実際に購入して利用してもらうまでには至りません。キヤノンマーケティングジャパンは、グループ内で販売やマーケティング面を担っている企業だけに、「広める方法」にはこだわっていきたいと思っています。

私自身、いつもはカメラ製品の宣伝担当としてマーケティング業務にあたっています。高校生の皆さんがマーケティングを意識した提案をすることで、日頃からどのような媒体に触れ、今まさに何が流行しているのかといった点が浮き彫りになるというのは、宣伝担当の一人として興味深いところです。

高校生にも親和性の高い『iNSPiC』


――『iNSPiC』について教えてください。

末弘さん:今回テーマの対象にしている「iNSPiC ZV-123」は、『iNSPiC』シリーズの最新機種で、内蔵カメラで写真を撮影して、すぐにプリントできるカメラ機能付きプリンターです。一般的なスマートフォンと同程度の手のひらサイズで携帯性に優れ、外出先でも手軽に写真プリントを楽しむことができます。また、スマートフォンからのプリントも対応しており、専用アプリを使ってスマートフォンで撮影した写真を印刷することが可能です。さらに、インクカートリッジを使わずにフルカラープリントを可能にする「Zero Ink® Technology」という技術により、インクの交換をしなくてもプリントができる仕組みになっています。
※Zero Ink® Technologyは、ZINK HOLDINGS LLC. の商標または登録商標です。
プリントするペーパーは裏がシールになっているので、好きなモノや手帳、小物などに貼ったりしてカスタマイズして使ってもらうことができます。また、専用のスマートフォンアプリ「Canon Mini Print」を活用すれば、写真を加工したりコラージュしたりしてプリントを楽しむことができます。

「iNSPiC ZV-123」は、プリンター機能に加えて800万画素の内蔵カメラを搭載しています。またユニークな点として自撮りできるようにレンズの周りにミラーが付いているのも一つの特徴となっています。

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――『iNSPiC』をテーマの軸に選んだ理由は?

末弘さん: 写真の楽しみ方が多様化しているとは言いましたが、デジタル画像をそのまま端末に保存している人は多くいる一方、日常的に写真の印刷をするという人はそこまで多くはないのかなと思います。そのような中で、『iNSPiC』シリーズは手軽に写真をその場で印刷することができる存在です。その点に価値を見出してくれる高校生をはじめとする若い世代もかなりの数にのぼるのです。

また、キヤノングループでは、コンシューマ向け製品としてはコンパクトデジタルカメラやレンズ交換式カメラ、家庭用プリンターなどを提供していますが、高校生にとっては、“日常的に使うなじみのあるもの”という訳ではないかなと思います。その点、『iNSPiC』シリーズは高校生にとっても身近で最初のキヤノンとの接点となり得るのではないかと考えています。

売れる仕組みを作るということ。


――キヤノンマーケティングジャパンという会社の役割を教えてください。

末弘さん:キヤノンマーケティングジャパンは、日本国内におけるマーケティング活動やソリューション提案を担当しています。お客様に最も近い存在として「顧客主語の実践」を大事にしており、お客様の抱える問題を解決し、最大の価値を提供するべく、常にお客様の視点で物事を考えていく文化が根付いています。キヤノン製品のマーケティングにかかわるテーマに挑む以上、高校生のみなさんにも「顧客主語」という言葉は意識してほしいですね。

ただ、いくら「顧客主語」と言いながらも、どうしてもメーカー視点のマーケティングをしてしまいがちの部分もあります。それではお客様にとっては理解できない――そんな気持ちを思い起こすために、いつもその製品やサービス自体を初めて触れる人の気持ちを忘れないでいようとしているつもりです。

マーケティングは売れる仕組みを作ること。そのために製品そのものを再考するのか、伝え方に工夫を施すのか。様々なポイントを考えながら、私たちは日々マーケティングに向き合っています。

キヤノンマーケティングジャパン03

―― 御社の理念について教えてください。

末弘さん:キヤノングループでは企業理念として「共生の理念」を掲げています。文化、習慣、言語、民族などの違いを問わず、すべての人類が末永く共に生き、共に働き、幸せに暮らしていける社会を目指していくのがその考え方です。

そして、それを体現するための行動指針が“自発”“自治”“自覚”の3つの視点から成り立つ「三自の精神」です。この「共生の理念」「三自の精神」に関しても、テーマを考えていく中での参考にしてもらえたら幸いです。

――学生たちにアドバイスをお願いします。

末弘さん:テーマに挑むにあたっては、まずは『iNSPiC』に関心を持ってもらうのが入口だと思います。キヤノンのホームページで調べたり、実際に量販店で実機そのものに触れたりしながら、製品をしっかりと分析してください。

そして、自分ゴトとして捉えて、自分たちならばどういう風に使うかを考えていってください。日常の中でみなさんがどうやって「写真を撮る」「写真を活用する」という一連のアクションを実践しているのか、今一度思い出してもらうのが糸口となるかもしれません。

是非、高校生ならではの柔軟さで、『iNSPiC』の新しい可能性や価値、伝え方などを考えていってください。デジタルネイティブと言われる世代であり、常に流行の最前線に立っている高校生にしか生み出せないアイディアにお目にかかれることを期待しています。

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