社会人こそ勉強は必須! 実践を伴う勉強が成長に繋がる

突然ですが、勉強は好きですか。好きではない、と答えた方の中には学生を卒業したら勉強から解放される!と思っている人もいるでしょう。学生のうちに得た能力のみで社会人として対応していこうとするとこのような考え方におちいってしまいがちです。しかし実は就職して社会人として働き始めた後『こそ』常に勉強が必要となります。

社会人になると自分の立場や常に変化する環境の中で必要とされる能力がどんどん変化するため、その時どきに対応するための勉強が継続的に必要になります。社会人の勉強は学生の頃にしていた勉強のようにテキストの問題を解いて予習・復習という勉強だけではなく、日々の仕事の中で実践しながら行う勉強もあります。そしてこの社会人生活の中で勉強したことが日々の成長に繋がって行きます。では具体的に社会人の勉強とは、どのようなものでしょうか。今後の社会人生活の参考になるように、新入社員から経営者までの学びについて、簡単にご紹介します。

社会人が勉強する意味

仕事は日々変化します。そしてどんな職種であっても、会社員でもフリーランスでも、経営者であっても、顧客のニーズや時代や法整備に対応するためのシステム作りや改善などを常に行う必要があり、その度に新しい事を学ぶ必要があります。また、新入社員から経験を積み、リーダーになるなど環境が変わるたびに向き合う課題も変化し、それに対応するための勉強が必要になります。社会人が勉強する意味をいくつかの状況に分けて見て行きましょう。

社会人1年生

まず、入社して1年目の新社会人の時に必要なことは、会社に慣れるために人間関係やマナーを勉強するところから始まります。そして会社全体の業務内容から日々担当する仕事の内容の勉強を行います。
また、物事を順序立てて業務を滞りなく行ったり、多人数のプロジェクトの際に円滑な進行をするためのロジカルシンキングや、簡潔で分かりやすいプレゼン資料の作成の方法、そして考えを共有するための考えのスムーズなアウトプットの方法などを学ぶ必要があります。

わかばマークから卒業

後輩ができると、今度は教える立場に回ります。その際に必要とされる能力は今まで培ってきたアプトプット能力を生かした情報の伝達が重要になります。
チームで仕事に臨む場合は個々のメンバーの能力を把握し、リスクを最小限にとどめて組織を作るチームビルディングの能力や、リーダーの考えをチームで実現するためのフォロワーシップなどが必要になります。

中間管理職・管理職

中間管理職になると仕事の内容に対する豊富な知識と経験を生かして、リーダシップを取り、チームのマネージメントを行うための能力が必要とされます。こういった能力は常にチームメンバーを見て学習をする必要が出てきます。また、経験だけでなく、本などから知識を得ることも必要になるでしょう。
そして管理職になると、把握するべきことも多くなります。個々のチームのみならず、多数のチームからなるプロジェクトを管理する高度なマネージメント能力が必要になります。

経営者

そして経営者となる場合は、会社の全体戦略、年間での売り上げ、人事、総務など把握しなければならないことは多岐に渡ります。常に勉強をする事により少しでも先を読み、先手を打っていく能力と同時に起こってしまったリスクに対する管理や、最小限度に止める方法、そして根本的にリスクを取り除くことなど経営者は常に勉強しなければいけません。

学習ステージの推移

一口に社会人になってからの学習と言っても、就職先の会社が必要としている新人教育と業務内容の把握のための勉強は社内で行われますが、自分を常に磨き、高い専門性を付けていくためにはそれだけでは十分とは言えません。自ら学ぶ自己学習も必要になってきます。高い目標を持ち、実現するためには、学習ステージについても理解する必要があります。学習ステージとは、学習内容を身につけるため入門編~徐々にレベルアップできるよう段階を踏んだ学習内容を表したものです。次から各ステージについて見ていきましょう。

1.インフォメーション

自ら学ぶ自習の時期です。自分のスキルを高めるために仕事に関連のある本や参考書を読んだり、新聞で新しい情報を取り入れたり、ネット上の記事を読んだりなどその方法はさまざまです。仕事に関連した学習に取り組む習慣をつける第一歩となります。

このステージでは仕事に関連のある項目について次々に学習すると良いでしょう。知識をつける事により、担当している仕事の中でもより良い進め方などを学べたり、起こりうるであろうリスクを予想して未然に防いだりする力や、対処法を予習することができます。また仕事の中で常に実践することでさらに濃い学習ができます。

2.インターフォーメーション

次は他者との交流をして学ぶステージに入ります。今まで自ら学び蓄えた知識や今まで得た経験をもとに同じ仕事をしていたり、もしくは異業種の人と情報を交換して新しい学びや発見をすることができます。また、意見交換をすることで自分の情報の整理や取捨選択もでき、違う視点から現在の立ち位置を確認することができます。

自己学習で取り入れた知識は場合によっては偏りがあるかもしれません。しかし、ここで意見交換をする事により、知識を見つめ直し、より良い方向に向かうことができるチャンスがあるかもしれません。今まで実践してきたことを他の意見を参考に手を加えてみたり、今までの方法と比較検討してみたりと試行錯誤を行えるようになります。

3.エクスフォーメーション

そして、学んできたことをアウトプットすることで学ぶ時期になります。今までは一人で、もしくは数人での意見交換で情報を受け取り噛み砕いて理解してきた学習結果をプレゼンする事により、さらに深い理解を得ることができます。何故ならば、アウトプットする場合は説明する事柄について深く理解していなければ、質問などにも答えることができないからです。

また、アウトプットする事で今までの知識を整理する事により、ロジカルに物事を考え順序立てて再確認する事で強く残る記憶となるからです。アウトプットをすることは情報を受け取る側だけにメリットがあるわけではなく、情報を提供する側にも大きなメリットがあります。ですので、アウトプットによる自分自身の学習は重要な要素になります。

4.トランスフォーメーション

そして、一つの到達点がトランスフォーメーションです。今までは個人で学習し、数人での勉強、そして情報をアプトプットすると段階を踏んできました。次はより専門的な知識を持ったコミュニティで学ぶ意欲が湧いているはずです。

仕事についての学習は継続的に行わなければならないのは先に示した通りですが、社会人として仕事のクオリティーをさらに高めたいと考えた場合、平易な情報の学習だけでは行き詰まりを感じる時期がきます。そうなった場合、専門家との交流が自己の躍進の原動力になります。

さまざまな社会人がいる中で、トップで切磋琢磨し活躍している人たちから学ぶことは多く、今までの固定概念が覆されることもあります。しかし、専門知識を持ったコミュニティで学ぶ事によりそこから得られるフィードバックは素晴らしいものです。特に今まで研鑽を積んできならば、積極的にそういった場で勉強するべきでしょう。その場で学んだことを実践することにより、さらなる成長が見込めます。

学習ステージの事例

4つの学習ステージを見てきました。ステージを進めるためには、その都度必要なスキルと知識がより深化しているのがわかります。それぞれのステージは具体的にどのように実践されているのか見てみましょう。

個人での学びであるインフォメーションのステージでは、新入社員で部署に配属され、最初は今までの学校などの教育機関で得た知識をもとに仕事を進めていましたが、内容がだんだんと専門的になり、自己での学習が必要になります。そこで参考書や技術書、web記事などを読み必要な知識を吸収していきます。

次に意見交換のステージ、インターフォーメーションです。ここでは同じ会社の同じスキルを必要とする人たちと勉強会やセミナーに参加して意見交換を行い、自己の学習結果の確認と他の意見の取り入れなどを行います。プロジェクトなどで煮詰まっているときに意見交換を行うと違う視点からの改善策や解決策が閃くこともあります。

そして、エクスフォーメーションのステージではそれまでの実践経験や積み重ねた知識から社内や後輩などにアウトプットするセミナーなどを開催します。伝えるべき情報をまとめることで自己の学びがより深くなります。最後にトランスフォーメーションのステージとなり、社内のみならず社外や成功体験をもとに領域外のコミュニティやサロンに参加して、仕事の範囲の内か外に関わらずさまざまな先達と意見交換し、自分の糧としてさらに成長することができます。

勉強は一生続く

学ぶことには終わりはありません。学校を卒業しても、社会人になっても退職しても新しいことを知ることが学びです。特に社会人になると、学校教育のように指導要領という物差しで他人と比較されるのではなく、積極的に勉強して得た自分の武器が重要になります。社会人になってからの勉強は机の上の勉強と違い、常に現場で実践することができます。そして実践から学んだ経験こそ自分の心強い味方になってくれます。
「勉強」と言ってしまうと堅苦しく感じるかもしれませんが、自分を成長させてくれる一生の友として長く付き合える関係、そしてその手法を考えましょう。

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